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■「仕分け」かすむ存在意義
民主党政権の一枚看板だった「仕分け」がその使命を終えようとしている。11月下旬に実施した提言型政策仕分けの「提言」は、24日に閣議決定された平成24年度予算案でことごとく黙殺される残念な結果に。14日には民主党に行政改革調査会が設置された。仕分けはその存在意義すらなくなりつつある。(力武崇樹)
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「仕分けの女王」は現実から目を背けようとした。
「提言を極めて真摯(しんし)に受けとめてもらった」-。蓮舫行政刷新担当相は22日の記者会見で前日の診療報酬の改定結果をこう評価したが、現実は厳しい。
仕分けの提言は診療報酬本体の据え置きか抑制を求めていたが、結果はプラス改定。財務・厚生労働相間の折衝風景は例年と何ら変わらず、提言を顧みた気配すらない。
携帯電話の電波を割り当てる際、入札で通信会社を選ぶ周波数オークション制度への提言も無視された。仕分けでは、来年予定される携帯電話用の電波割り当てから同制度を採用するよう求めたが、総務省は来年の審査方法を従来どおりと決定した。
総務省は同制度について、平成27年の実用化を想定する第4世代携帯電話用からの採用を決め、通信会社もそれを前提に事業計画を立てているため、「提言はそもそも無理筋」(政府高官)だった。
独立行政法人改革でも発言力の低下が避けられない。政府の行政刷新会議は、102の独法を効率的な組織形態にすることを目指し、13日にも分科会で結論をまとめる予定だったが、中止に追い込まれた。翌14日に初会合を開いた党の行革調査会も独法改革を議論することになったからだ。
政府高官は、「調査会におうかがいを立てなければならない行政刷新会議こそ無駄」と話す。「仕分け」が仕分けられる日も近い。
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